中田(日本ハム)らしい豪快なフルスイングだった。真ん中に入ってきたスライダーを逃さずに左翼席へ。「バットの先っぽだったけど、力で持っていった」。今大会の初安打が本塁打。1―1の均衡を破り、2連勝を呼び込む値千金の一打だった。

 七回、オーストラリアは3番手投手に交代。先頭打者として打席に立った中田はその初球を捉えた。「三振してもいい。初球から振る」。そう決めていた。

 前日は無安打で、この日も1、2打席目は凡退。対戦経験のない投手の球質を見極めようとするあまり、スイングが鈍っていた。WBC初戦の前に「失敗を恐れず、どんどん振る」と語った決意を忘れかけていた。だが、五回に鈴木(広島)がヒット...    
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