自身2度目の42・195キロ。残る力を振り絞り、日本勢トップのゴールテープを切った。「大きな大会で、やっと結果が出せた」。両手で顔を覆い、天を仰いだ。タイムは、初マラソンの2時間12分56秒を大幅に上回る2時間8分22秒。主戦場と決めたこの種目で、世界の舞台が見えてきた。

 初挑戦だった昨年3月のびわ湖毎日は9位。「甘くない」と感じた。今年の東京に照準を合わせ、昨秋から今月上旬までに重ねた40キロ走は8回。MHPSの黒木監督も「練習は十分積めた。2時間7分台も狙える」と自信を持ってエースを送り出した。

 最初の狙いは「どれだけ海外勢と勝負できるか」。積極的に前についたが、先頭集団は世界記...    
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