2016年の心肺停止2人を教訓に人員3倍 2016年の高知龍馬マラソンでは2人のランナーが心肺停止に陥った。近くを走る人たちの処置で命をとりとめたが、現場は混乱を極めた。救護体制はどのように見直されたのか。

  気温20度を超えた2016年の大会。正午近く、仁淀川河口大橋の東数キロの地点で男子大学生ランナーが倒れた。近くを走っていた高知県内の40代男性医師が駆け寄ると、意識はなく呼吸もほとんどしていなかった。強度の脱水症状とみられ、医師は救急車の手配を頼みながら心臓マッサージなどを行った。だが救急車も救護車も1時間近く来なかった。

 そのころ春野陸上競技場内の大会本部は、次々と寄せられる救助...    
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