駅伝シーズンに入ると、大川町体協(伊万里市)の合同練習は週3回に増える。仕事を終えた選手たちが公民館に集合するのは午後7時半。辺りはもう真っ暗だ。

 練習には地区体育委員の顔もある。ロード練習の選手の後方から車のライトを照らす役割を買って出る。街灯のない田舎道でイノシシと鉢合わせすることもあり、選手たちの安全を地域ぐるみで支える。

 「思いが伝わるからこそ、しっかり走らなきゃいかんと、みんな感じるわけです」。監督の平山隆一(55)は熱く語る。

 大川町体協は、大会唯一の“皆勤賞”を誇る。青年団として初回を制し、創始期には3連覇を含む5度の優勝を果たした。村には約300人の若者がおり、出場選手...    
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