奥埜がウイルソンとの対戦を待ちわびている。プロ1年目の2012年から、J2長崎への期限付き移籍期間を除いた約3年半、クラブ史上最強と呼ばれた助っ人と接してきた。「プレーを見て学んだことは多い」。手本となってくれた先輩ストライカーの前で飛躍を誓う。

 「身体能力に頼らないシュートの技術、ボールの持ち方がうまかった」。奥埜にとって、クラブで初めてJリーグのベストイレブンに輝いたウイルソンは生きる教材だった。仙台の練習ではプレーの一つ一つを観察。5年間で40点をたたき出した点取り屋の技を盗んでは、自身の成長につなげた。

 奥埜は15年、チーム最多タイの7点を挙げ、昨季はプロ5年目で初めてリーグ戦...    
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