佐賀県鳥栖市を本拠とするプロサッカークラブ「サガン鳥栖FC」が発足して4日で20年の節目を迎えた。前身の鳥栖フューチャーズが解散し、1997年2月4日に誕生したが、九州唯一のJ1クラブとしての地位を確立させるまでの道のりは平たんではなかった。経営難に直面するなど厳しい道のりをJリーグ初代チェアマンとして支えたのが、日本サッカー協会(JFA)最高顧問の川淵三郎氏(80)だった。「出来の悪い子」と振り返るクラブの成長に目を細めた。

 97年、運営会社の解散が決まっていたフューチャーズについて協議するJリーグ理事会の直前。会場となった都内のビルの外で、川淵氏は数人の鳥栖サポーターから「助けてく...    
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