3-2の六回、ウィーラーが満塁弾で勝利を決定づけた。「よく見て打っただけ」と笑い飛ばしてみせたが、昨季チームトップの27本塁打、88打点を記録した4番の実力を誇示するような見事な一打だった。

 2死満塁での打席。いきなり2ストライクに追い込まれてから、ボールを二つ選んだ後の5球目。強打者警戒で徹底して外角を攻めた相手投手に対して、絶好球を待ったウィーラーの粘り勝ちだった。内角に甘く入ったスライダーを強振し、左翼席へと放り込んだ。

 「積極的に走ったよ」。次の塁を狙う意識も見せ、好機をお膳立てした。2-1の五回には2死から左前打で出ると投手がワンバウンド投球した隙に二盗。その後の2死一、三塁...    
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