家族連れでにぎわう福井県敦賀市のニューサンピア敦賀スケート場「アイスアリーナ」。山田哲生さん(62)=同市=が毎シーズン、ほぼ1人で製氷やメンテナンスに励んでいる。元五輪選手が練習するほど質の高い氷。徹夜で作業に当たることもあるという。「縁の下の力持ちでありたい」というプロ意識と、職人技が敦賀の冬のレジャーを支えている。

 山田さんは高校から20代半ばまではフィギュアスケート選手だった。1986年のアリーナオープン前、スケートの指導資格を持っていたことから声が掛かり、厚生年金事業振興団の職員として勤務した。

 県外転勤もあったが、2008年に国の方針で施設が民間へ売却されたのに合わせて再び...    
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