「とにかく前を追って走ろう」。順大2区の2年塩尻和也は最上級生の西沢卓弥から15位でたすきを受け取り、力強く駆け出した。順位こそ下位だが、先頭集団との差はわずか50秒ほど。「前と離れずに西沢さんから受け取れたから」。強気に攻めた。

 序盤からスパートを掛けて次々と前を抜き去り、順位を7位に押し上げる。「前のランナーの背中が見えたので、無意識にスピードが上がった」。まめがつぶれた終盤に失速したが、区間5位の好走を見せた。

 中学まではソフトテニス部。群馬の伊勢崎清明高から本格的に陸上を始め、わずか4年あまりでリオデジャネイロ五輪3000メートル障害に出場。1万メートルの日本記録を持ち、箱根で...    
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