昨年8月に行われたU-18(18歳以下)日本代表の壮行試合で、5番に入った松尾大河(熊本・秀岳館高)は指折りの大学生右腕と対峙(たいじ)した。

 「自分の力を試したい」。マウンドにいたのは大学日本代表の柳裕也(明大)。木製バットを握る手に力を込め、高めの球を強振した。豪快に引っ張った打球が左翼線で弾む。それを見ながら50メートル5・9秒の俊足で一気に二塁を陥れた。

 2カ月後のドラフト会議で中日の1位指名を受ける投手に見舞った快打。ただ、その感触を問われても「後の2打席は三振だった。大学生との力の差は大きい」と笑み一つこぼさない。18歳の鋭いまなざしは、単身で渡った熊本での3年間に培われて...    
<記事全文を読む>