長い回り道の先で、ついに夢をつかんだ。昨年のプロ野球ドラフト会議で、ヤクルトから6位指名を受けた菊沢竜佑投手(28)=秋田市出身。学生時代はけがに悩まされ、転職、海外挑戦、軟式野球への転身を経てプロの扉をこじ開けた。「自分が活躍することで、夢の途中でくすぶっている人にも希望を与えたい」。異色の経歴を持つ右腕は1軍という目標に向かって飽くなき挑戦を続ける。

 ◇    ◇ 「野球をやめようと思ったことは何度もあった」。紆余(うよ)曲折の野球人生だった。

 秋田高2年の春、練習中に左大腿(だいたい)骨を骨折し約半年、リハビリ生活を送った。エースとして臨んだ3年の夏は県大会準決勝で敗退。東京六大...    
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