九州場所で新入幕ながら10勝し敢闘賞を受賞した関取最軽量の石浦(鳥取県出身、宮城野部屋)が、九州、沖縄地方を巡る冬巡業で注目度の急上昇を実感している。よく同じ小兵の十両宇良に間違われていたが「今回は一回もない」。サインを求めるファンの期待を意気に感じ、「変わらず自分の相撲を取ることが大事」と舞い上がることなく初場所を見据える。

 平常心を強調するのは、九州での成功体験があるから。取組前に花道の奥で壁に向かって黙想し、恐怖や勝利への色気を振り払ったのが躍進につながった。1年ほど前から読書を通して禅の考え方を取り入れ、「座禅を組んだりはしないけど、無欲でいることの大切さを学んだ」という。

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