リオデジャネイロ五輪から1カ月後。実業団の大会で陸上の男子50キロ競歩代表の谷井孝行(自衛隊)に会うなり「肩の荷が下りました」と声を掛けられた。双肩にかかっていたのは、五輪で競歩界初となるメダルの重圧。悲しいかな、メダル最有力候補だった谷井は14位に終わった。

 日本陸連が設定したリオ五輪の目標は「メダル1」。それは昨年の世界選手権銅メダリストの谷井を指していた。4年前までは地元・富山県のメディアしか取材に来なかったという。ところが、陸上の主役選手となり取材陣が殺到。大会が近づくにつれ、注目度は増していった。

 周囲の期待とは裏腹に調子は上がらず、もどかしい日々。メダルの重圧がずしりとのし...    
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