明日死ぬとしたら、自分は何がやりたいのか―。札幌出身のサッカー選手、大津一貴(かずたか)さん(27)は4年前、がんに侵された自分に問いかけた。答えは、病気が分かる約1年前にやめたサッカーで「プロ選手をまた目指したい」。強い意志で病を乗り越えて夢をかなえ、モンゴルなどの海外リーグで奮闘している。

 2012年7月。東京の住宅リフォーム会社に勤めていた大津さんは、突如体調に異変を感じた。悪性の精巣腫瘍。社会人1年目の22歳だった。「頭が真っ白になった」と落ち込んだ。

 それでも告知から数日後の摘出手術前日には、病院のベッドで宙を見つめ、不思議とワクワクしている自分がいた。頭に浮かんだのはサッカ...    
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