年の瀬の都内に伊東勤監督の姿があった。ラジオ番組のスタジオ生出演を終えると、帰路についた。これで年内のすべての公務を終えた指揮官は寒空の下、ジャンバーを羽織ることもなく歩き出した。31年ぶりとなる2年連続のAクラスとなった。ただ、指揮官はまったく満足な思いはしていない。だから、シーズンを振り返るインタビューでは必ず悔しさを口にした。

 「不本意とは言わないまでも、理想とはかけ離れた内容だった。最後に勝てなかった。それがすべて」 順調な滑り出しだった。チームは7月まで好位につけた。ただ、徐々にチーム全体に疲れが、にじみ出てくる。中継ぎ、抑えの投手が次々と故障で離脱した。緊急事態だった。誤算...    
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