「十月十日の熱狂」とでも名付けたい光景だった。その日、プロ野球の横浜DeNAベイスターズはチーム初のクライマックスシリーズ(CS)のファーストステージで巨人を破り、二勝一敗でCSファイナルステージに進出を決めた。

 横浜スタジアム(横浜市中区)のスタンド外のパブリックビューイング(PV)会場には、ベイスターズのユニホームを着たファンら五千五百人(球団発表)が詰め掛けた。九回裏のピンチをしのぐと、勝ったかのような歓声。延長戦の末に試合を制すると、涙を流し、両手を突き上げるファンたちで沸いた。

 熱狂の背景には、DeNAが二〇一一年の球団買収以降、積み重ねてきた地域密着路線があったと思えてなら...    
<記事全文を読む>