3世代にわたる師弟関係の不思議な縁が、空手全国一を引き寄せた。沖縄県那覇市の菓子製造工場で働きながら空手に取り組んできた耳の不自由な新垣愛花さん(23)が10月、第12回全日本障がい者空手道競技大会の身体障がい部門(聴覚障がい)の形・女子個人戦で初優勝した。優勝の陰には2人の師匠の存在があった。

 「優勝しましたよ」。優勝の後、ろう者の新垣さんは空に向かってメダルを掲げた。今年3月に他界した師匠の與儀静江さん(享年40)に向けてだ。そして11月上旬、もう一人の師匠にメダルと賞状を見せて優勝を報告した。與儀さんが亡くなった後、新たな師匠となった元世界王者で県体育協会副会長の佐久本嗣男さん(...    
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