第一生命を優勝戦線に引き上げたのは、3月の名古屋ウィメンズマラソンで2位となり、リオ五輪代表の座をつかんだ28歳の意地だった。5番手でたすきを受けた5区の田中智は、どんな展開でも序盤から突っ込むつもりだったという。「誰にも負けたくなかったので」 26秒差あった1位集団に2キロすぎで追いつく。だが、「もう少しゆっくり上げていけば。攻めすぎて、粘れなかった」。残り約2キロで、並走していた日本郵政グループの鍋島に徐々に引き離された。とはいえ、区間3位で3人抜き。2位でアンカーにつないで力を示した。

 19位に終わった五輪後、1カ月の休みを挟んでチームに復帰。なかなか調子が上向いてこなかったが、...    
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