小野と稲本も昇格に欠かせないピースだった。今季はJ2開幕戦こそ同時に先発したが、小野が15試合、稲本が8試合と期待された出場数は得られなかった。しかし、2人がベンチを温めたことで、出ている選手は、そのプレーの質を彼らより高めなくてはという責任感が生まれた。90分間、集中を切らさず、彼らは全てを出し切り、紙一重の接戦をものにしてきた。

 国内外、数々のクラブを渡り歩いた経験を持つ2人は、どのようなチームが優勝や昇格を手にするかを知っている。勢いを持つチームには「ピッチ上の11人に加え、出られない選手が、どのような空気をつくり出すのかが重要」と口を揃えた。チームが「一体感」に包まれたのは、け...    
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