作新高を高校野球史上初の甲子園春夏連覇に導いた名将山本理(やまもとおさむ)さんが19日、亡くなった。83歳だった。あの偉業から54年。今夏の甲子園で再び日本一の栄冠を手にした後輩たちを見届け、旅立った。

 自宅療養中も全国の球児たちの活躍を気に掛け、通院先でもテレビ中継を欠かさなかった。ことしの夏、テレビ画面に映る作新ナインを、ときに優しく、ときに厳しいまなざしで見詰めていた。最後まで野球人を貫いた人生だった。

 作新高が5年ぶりの4強入りを決めた翌8月19日。山本氏は自宅で下野新聞社の取材に応じた。

 「体が悪くて動けなくて、ごめんなさいねえ」。往年よりほっそりした姿で、リクライニングチェ...    
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