黙々と汗を流した。誰もいないマリンのウエート場。そこに来年でプロ24年目を迎える福浦和也内野手の姿があった。重い負荷の器具を使ったものもあれば、柔軟性を重視したメニューもある。その一つ一つを丁寧に行っていた。広い空間には、ベテランの呼吸をする音だけが響き渡っていた。一通りのメニューを終えると、深く息を吐いた。そして、静かに自分自身に話しかけるように切り出した。

 「自分が最後になるとはね。みんな、いなくなったなあ。こればっかりはしょうがないことだけどね」 今シーズン限りで1歳年下のサブローが現役を引退した。これで、31年ぶりの日本一を果たした2005年の優勝を経験した1軍メンバーはチーム...    
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