「仙台に帰りたかった。東日本大震災からの復興を後押ししたい気持ちがずっとあった」。西武からフリーエージェント(FA)宣言選手となった岸孝之投手(31)=東北学院大出=が17日までに、プロ野球東北楽天入りを決意した。移籍の決め手は、震災復興に向かう古里への愛着と、プロ入り時に誘ってくれた東北楽天に対する10年越しの思いが消えることはなかったからだ。

 2011年3月11日。岸選手の脳裏に、生まれ育った仙台、母校・名取北高時代に見慣れた名取の風景がよみがえった。失ったものの大きさをただただ感じた。

 11年シーズンの途中、くしくも大学時代にバッテリーを組んだ星孝典捕手(当時、現西武2軍コーチ)...    
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