長崎県で開かれている「第29回全国健康福祉祭ながさき大会(ねんりんピック長崎2016)」で、60歳を超えて初めて全国の舞台に立った選手がいる。55歳から弓道を始めた能代市河戸川の水沢晶子さん(65)だ。16日に同県島原市で始まった弓道交流大会に出場し、「勇気を出して踏み出した一歩が、こんなに大きな世界につながるなんて」と喜びをかみしめた。

 水を打ったような静けさの中、2射目を構えた水沢さんが力みを全く感じさせない自然な動作で弓を引く。数秒後、緊張感から解放されたかのように勢いよく放たれた矢が28メートル先の的を見事に射抜くと、会場から拍手が送られた。

 水沢さんが弓道を始めたのは、父と義...    
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