視覚障害がある伊倉本町の佐藤嘉元さん(74)が、山口県剣道連盟主催の居合道審査会で初段に合格した。同連盟によると、視覚障害者が居合道の段位を取得したのは県内で初めて。

 佐藤さんは1997年に山口銀行を定年退職し、2006年に網膜色素変性症で視力を失った。運動不足解消のため、夫婦で散歩するのを日課にしていたが、物足りなさを感じていた。近所に剣道や居合を教える弘武館道場があり、思い切って弘中聖規館長(90)に入門を希望。「徹すれば心眼も開ける」と快諾され、13年に居合を始めた。

 入門から1年間は、方向感覚を養うため、足の運びの鍛錬に徹した。居合を始めるまではスポーツに縁がなかった佐藤さんは...    
<記事全文を読む>