最後の1発を放つと、八幡平市の旧田山中特設会場は大歓声に包まれた。4日の岩手国体成年女子エアピストルで初優勝した盛岡西署の佐々木千鶴選手(30)の瞳に涙があふれ、県警拳銃射撃訓練部の監督で父の正広さん(55)と二人三脚でつかんだ栄光をかみしめた。

 正広さんは同日、盛岡市内の別会場で国体役員を務めており、優勝の瞬間を見届けられなかった。終了後、急きょ八幡平市の会場に駆け付けると「よく頑張った」と祝福。「宿命」から解き放たれた2人は泣きながら喜びを分かち合った。

 2011年、正広さんは岩手国体で優勝を目指す特別訓練員に千鶴さんを指定。しかし親子だったため「組織として選ぶ以上、結果を残さなけ...    
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