リオデジャネイロ五輪で失意に沈んだ若きウオーカーが、岩手で輝きを取り戻した。9日、北上市の北上総合運動公園陸上競技場で行った岩手国体陸上の成年男子1万メートル競歩決勝。大会新で優勝した花巻市出身の高橋英輝選手(23)=富士通=は、自身のために、古里のために、力強いピッチを刻んだ。苦しくとも、一歩ずつ―。地元で飾った国体初優勝を新たな出発点に、来年の世界選手権、そして4年後の東京五輪を目指す。

 序盤から、リオ五輪で同じ種目に出場し7位入賞した松永大介選手(神奈川・東洋大)との一騎打ち。周回ごとに大きくなる「英輝、ファイト」「行け、英輝」の大声援と拍手。

 歩型が乱れる苦しい歩きにも「久々の...    
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