世界の壁は厚かった。カヌー女子スプリント(運動機能障害KL1)で瀬立(せりゅう)モニカ選手(18)=東京都江東区、筑波大=は決勝に進んだが最下位(八位)。初のパラリンピックはほろ苦く、二〇二〇年に地元で開かれる東京大会でのメダル獲得を悔し涙に誓った。

 「追う立場。上位の選手をびっくりさせてやろう」。リオデジャネイロ大会は、自宅近くに競技会場が設けられる四年後の東京大会に向けた経験の場と位置付けていた。

 この日まで、運を味方にしてきた。リオ出場を懸けた世界最終予選で、上位選手が失格して転がり込んだ切符。リオではランキング上位のロシア選手がドーピング違反問題で出場していない上、ウクライナ選...    
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