鬼気迫るという表現がぴったりだった。25日の川崎との神奈川ダービー。優勝争いを演じる3位川崎との勝ち点差は2。勝てば順位は入れ替わる。首位をいく浦和の後ろ姿が少し大きく見えてくる。

 その時点で第2ステージの1敗はマリノスだけ。粘り強く、負けない戦いを積み重ねてやってきた上位との直接対決は、だから「どうしても勝ちたい試合」だった。

 90分間の戦いは五分とはいかなかった。うまくボールをつながれ、散らされ、ここぞの守備をかわされて2失点。敗色は濃かった。だが、相手GKの負傷治療に時間をとられ、ロスタイムの表示は「9分」。何かを起こすには十分な時間…。

 ありったけの力を注いで攻勢に出る。ロスタ...    
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