声援は悲鳴に変わった。後半38分、横浜M・斎藤がカウンターからドリブルで駆け上がり、ゴール左前に侵入。クロスは仙台・平岡が防いだが、兵藤の目の前にこぼれた。近くの渡部、富田が体を投げ出すが間に合わない。右足から放たれたボールは無情にもネットを揺らした。

 3日の天皇杯初戦の2回戦で、J3盛岡に2-5とふがいない負け方をした。サポーターは試合開始直前の練習で、選手に声援を送らない異例の措置を取った。「勝利への執念を見せてほしい」という無言のアピールだったに違いない。

 前半こそ、観客の気迫に応えるかのように攻め込んだ。盛岡戦では見られなかった球際の強さを発揮。攻守の転換も速かった。だが、ゴー...    
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