プロ生活は波乱の幕開けだった。沖縄・久米島での春季キャンプ2日目、右手の有鈎骨(ゆうこうこつ)を骨折した。手術を経て、打撃練習を本格的に再開できたのは6月。けがに泣かされた今季を「あっという間だった」と振り返る。

 手が使えなかった分、下半身を鍛え上げた。「体力と根性だけは自信がある」と、高校時代はほぼ経験しなかった捕手に特化した練習に食らい付いた。低い姿勢でのフットワークを磨き「周囲に足腰ががっちりと太くなったと言われる。苦手だったワンバウンドの捕球も少しうまくなった」。

 強打自慢だったが、イースタン・リーグでは打率1割8分2厘と壁にぶつかった。「これまでは当てにいく打撃だった。力強く...    
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