窮地でチームを救えるのがエースで主将の仕事だ。九回裏。木更津総合はあと1死で最後の夏が終わる状況で篠木健太郎が代打で登場。「勝ちたい気持ちを出せば結果は来る」。ベンチで声を枯らしていた背番号1が同点打を左前へ運んだ。

 タイブレークの十回からはマウンドへ。同級生投手陣が粘りの投球を見せてくれた。「3人からのバトンを勝ちにつなげられるよう一番自信のある球で」。一、二塁で始まっても失点をする気は一切なかった。最速148キロの魂を込めた直球で2者連続見逃し三振。夕暮れ迫る夏空へ右拳を突き上げた。

 十一回も「決められたら自分の力不足」とバントの構えの打者も直球でねじ伏...    
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