この半年で二度、近大高専のナインは失意の底に沈んだ。最初は今年一月、春の選抜大会で二十一世紀枠の候補に選ばれながら惜しくも出場を逃した時。二度目はその悔しさをぶつけようと意気込んでいた夏の大会が五月、中止となった時だ。
 代替大会の開催が決まって間もない六月中旬、三年生だけが集められたミーティング。そこで重阪俊英監督(38)が告げた。「今回は三年生だけで臨む。先輩としてのあるべき姿を一、二年生に見せてくれ」。求められている姿とは? 田島大輔主将(17)は「最後まで勝負にこだわり、真剣にやり切ることだ」と考えた。
 
 高専初の甲子園出場を目指し、...    
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