そろいのジャージーに身を包んだ球児たちが、白い息を吐きながら竹灯籠を並べていく。その一つ一つの灯が、追悼会場に「きざむ」の文字を浮かび上がらせる。

 冷たい風が吹く16日夕、神戸市中央区の東遊園地。春夏計8度の甲子園出場を誇る高校野球の強豪、神港学園の部員は阪神・淡路大震災の追悼行事が開かれる会場で設営作業を手伝った。同校が2003年から続けるボランティア活動だ。

 神港学園は震災が起きた1995年春の選抜高校野球大会に出場した。「復興センバツ」と呼ばれた大会には兵庫から同校と育英、報徳の3校が選ばれた。いずれも被災地の学校だった。

 震災の影響で練...    
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