◆制球難の投手 崩せなかった静岡高

 今夏の静岡の攻撃力は決して高くない。県大会における得点の多くは非力な打力を四死球の多さで補い、犠打を重ねて1点を積み重ねるという地道なものだ。

 甲子園での初戦の相手は速球派の好投手、前佑囲斗投手を擁する津田学園(三重)。攻略のポイントは高めのストレートに手を出すか出さないか。選球眼こそが勝負の決め手となる一戦だった。栗林俊輔監督の指示は当然、前投手攻略のセオリーを徹底させることだったはず。「高めのボール球に手を出すな」

 私は昨秋の東海大会以来、幾度となく前投手を見てきた。...    
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