「ありがとう」「よくやった」―。全国高校野球選手権大会第5日の10日、広島商は初戦の2回戦で岡山学芸館に5―6で逆転負けした。15年ぶりの甲子園。古豪復活を待ち望んだ2500人を超す応援団で三塁側アルプススタンドは埋まり、ナインに最後まで温かい拍手を送った。

 2点リードで迎え、勝利に近づいたと思われた八回。まさかの3失点で逆転を許すと応援席は一瞬、静まりかえった。九回の攻撃を前に、応援団長の3年時乗大輝さん(18)は「勝つしかない。精いっぱい応援する」と声を張り上げたが、願いは届かなかった。

 1点を追う二回にすぐさま追い付くと、五回には山路祥都捕手のソロ本塁...    
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