「まだまだいけるぞー」。勢いのあまり裏返った声が灼熱(しゃくねつ)の球場から響く。東海大相模の公式練習を見に訪れると、池永広樹記録員(3年)はレギュラーメンバーが練習する横で声出しをしていた。

 約90人の部員中、背番号を付けられるのは18人という過酷な世界。その中で唯一番号を付けずにベンチに入れるのが池永記録員だ。試合中は声出し以外に、相手投手の球数や球種まで細かく記録し、メンバーに瞬時に伝えるなどチームに欠かせない役目を持つ。

 中学2年の時、東海大相模が本大会で優勝する瞬間をテレビ中継で見て、「このチームで日本一を目指したい」と入部を決めた。足の速さを生か...    
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