ついに重い扉をこじ開けた。八日の全国高校野球選手権大会で、国学院久我山(西東京)が7-5で前橋育英(群馬)に競り勝ち、OBたちの悲願でもある甲子園初勝利を挙げた。流れると不思議と得点を呼び込むことから「魔曲」と親しまれるチャンステーマも力を発揮した。

 (加藤健太、森雅貴)

 2点リードの最終回、アルプス席の興奮とは対照的に、エース高下耀介投手(3年)の表情は変わらない。最後の打者が打ち上げた滞空時間の長い左飛がグラブに収まると、この日一番の大歓声が上がった。

 勝利の校歌が響く。この日を待っていたOBたちも晴れやかな表情で声を張った。4番宮崎恭輔選手(同)の父で...    
<記事全文を読む>