県大会決勝はわずか9球で流れをつかんだ。先頭打者が三塁打を放ち、2番久保公佑が打席に。初球はストライク。監督のサインにうなずいた。スクイズだ。事もなげに一塁線に球を転がし、先制点を奪った。久保は「練習通りのプレーをしただけ。緊張もしなかった」と淡々と振り返った。

 練習では布団2、3枚をホームベースの横に敷く。そこに部長の下山勝也(55)が球を投げると、選手が体ごと布団に飛び込んでバットに当てる。下山は「スクイズを見破られた時の対策。対戦相手がバントを警戒するようになったので」。最悪を想定しているから選手に余裕が生まれる。

 県大会では出場39チームで最多の27...    
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