ネクスト・バッターズ・サークルで最後の夏を終えた島田商のエース小林。初回、5失点の場面が頭によぎった。「自分が気持ちで引いてしまっていた。もっと思い切り良く投げられていたら」。悔しさが込み上げてきた。
 春先に右肘を傷め、痛み止めを飲みながら試合に臨んでいた。決して本調子ではない。それでも池田監督はエースを信頼し「初球から140キロ投げるくらいに腕振ってこい」と送り出した。だがいつもの姿ではなかった。
 昨夏準優勝で大きく膨らんだ周囲の期待。応えなければと気負い、苦しんだ1年だった。それでも夏の大会に入ると、昨年同様の快進撃で2年連続の4強入り。甲子園への道は再び目...    
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