「地元の仲間と何が何でも甲子園に出る。大船渡から公立校が行くのは難しいからこそ挑む価値がある」。こう言い続けた佐々木不在で誓いの魔法が解けてしまったかのように、大船渡の夏が終わった。
 「みんなでこの試合に勝つ。そして朗希(佐々木)に甲子園で投げさせる」(及川捕手)。この決意を胸にナインは一丸の奮闘を続けたが、徐々に力を失い悔しい結末を迎えた。
 先発柴田は今大会初登板。しかも重責のある決勝戦先発を当日朝に託された中、粘投を心掛けた。「制球を意識すれば大丈夫。あとは気持ちで勝負だ」。佐々木からの助言も胸にあった。
 だが一回に2点先制されると、六回までに9...    
<記事全文を読む>