「忘れ物を取りに行く」-。2年前に決勝戦で敗れた悔しさを晴らそうと挑んだ今夏。エース寺澤神を中心に最後まで粘り強く戦ったが、栄冠にはまた一歩届かなかった。全5試合に登板し、計565球を投じたエースは「先輩たちの分まで絶対甲子園に行くと言っていたのに」と唇をかんだ。

 全ての回で得点圏に走者を背負った。九回完投した寺澤は13安打を許し、多くのピンチを迎えた。ただ、複数失点した回はなく、簡単に流れを渡さなかった。「最少失点でしのいだら、みんなが絶対返してくれる」と反撃を信じ続けた。

 2年前の夏。寺澤と主将の中村将希は1年生ながらベンチ入りした。決勝戦で敗...    
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