「途中で出すから準備しとけよ」。試合前に竹内智一監督に言われ、五回表から一塁の守備に就き、0-4で迎えた九回裏には無死満塁の好機に打席が回ってきた。「甘い球は全部打とう。とにかく後ろにつなごう」。思い切り振り抜くも球は右翼手のグラブに吸い込まれ、犠飛で1点を返すにとどまった。

 控え投手も務め、秋の県大会は地区予選で1試合登板したものの打たれ、チームはコールド負けを喫した。夏に向けて投打共に一球にこだわることを決めた。だからこそ、最後の一打が「もう一伸びしていれば」と悔しさが込み上げた。

 それでもここまで勝てたのは、後輩を含めたチーム全員の力だと感じている。最...    
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