昨夏の甲子園大会で準優勝した金足農業高校の船木弦主将(3年)は特別な思いで最後の夏を迎えた。心理的要因から運動機能が損なわれる「転換性障害」を冬に発症。一時は車いす生活を余儀なくされたが、奇跡的な回復力でグラウンドに戻ってきた。

 秋田市のこまちスタジアムで10日に行われた第101回全国高校野球選手権秋田大会の開会式。優勝旗を返還した船木主将は「旗が重いとは感じなかったけど、昨年の優勝校の重みは感じました」と夏を戦い抜く覚悟を決めた。

 突然の出来事だった。今年1月の練習中、ランニングの途中で意識を失った。「体を追い込んでいるところだった。気付いた時には秋田市内...    
<記事全文を読む>