平成最後のセンバツで、元年の優勝に縁ある師弟が新たな歴史を紡いだ。東邦を率いたのは、当時コーチだった森田泰弘監督(60)。投打に活躍しチームをけん引したのは、当時の野球部員の息子である石川昂弥選手(三年)だった。

 最後の打者を打ち取った瞬間、石川選手は右腕を突き上げた。大歓声の中、マウンドで喜び合う選手たち。「やっと優勝できた」。森田監督は、グラウンドで喜びをかみ締めた。

 森田監督は三十年前の優勝時、コーチとしてバックネット裏で感涙した。十五年後の二〇〇四年には、恩師の阪口慶三さん(74)=現大垣日大監督=から監督を引き継ぎ「もう一度優勝を」と心に決めた。<...    
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