■センバツ 明石商4-3智弁和歌山

 甲子園の夜空へとぐんぐん伸びる飛球を、智弁和歌山の右翼手はただぼうぜんと見送るしかなかった。明石商の1番来田が、自身初となるサヨナラ本塁打で試合を決めた。一回にも右翼にアーチをかけ、チームの先頭打者本塁打とサヨナラ弾を同時に放ったのは大会史上初。離れ業をやってのけた2年生は「最高にうれしい」と破顔した。

 同点の九回。「後ろには頼りになる先輩がいる。自分の振りをするだけ」とシンプルな気持ちで打席に入った。5球目の142キロの直球。一閃(いっせん)したバットから放たれた打球は打った瞬間、本塁打と分かる強烈な一撃だった。

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