【選抜高校野球大会1回戦・啓新(福井)5-3桐蔭学園(神奈川)】

 この日4打数2安打1打点と勝利に貢献した濱中陽秀は、小学生のとき野球を辞めようと思ったことがある。「腐らずに続けられたのは両親のおかげ。少しは恩返しできたかな」と甲子園での勝利を笑顔で振り返った。

 投手をしていた小学6年のとき、離断性骨軟骨炎を右肘に発症。練習試合後、診断を受けた濱中は「あと1イニングでも投げていたら手術が必要」な状態で、12カ月、右腕を使うなと医者に言われた。

 球も持てない、バットも握れない。日常生活にも支障をきたし、ドアノブさえ握れなかった。「もう続けられない...    
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