2015年夏の甲子園2回戦。聖光学院(福島)のエース森久保翔也は「未来のチームメート」と戦っていた。

 その年の5月には、進学先が東海大に決まっていた。「この中の誰かと一緒にやるんだ」。そんな思いも抱きながら、優勝候補筆頭の東海大相模ナインに立ち向かった。相模原市出身の森久保はシニアのコーチのつてで東北の強豪に越境入学した。県内や都内の強豪私立も考えたが、「甲子園に行ける確率が高い学校」を選んだのだった。

 「初戦で相模のくじだけは引かないでくれよ」。抽選会場でそう言っていた聖光学院・斎藤智也監督(55)の青ざめた表情を忘れられないという。偵察隊の映像を見た指揮官が...    
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