エースの成長なくして、夏の甲子園初出場はなかった。坂井のサウスポー吉川大翔は、福井大会全5試合に先発し、42回を投げて防御率0・86。準決勝、決勝は2試合連続完封で初優勝の原動力になった。決勝の2日後、「優勝は終わったこと。甲子園に向けて気持ちを入れてやりたい」と疲れも見せずに言った。

 福井市中藤小学校で野球を始め、投手になった。灯明寺中学校では中学硬式野球チームの福井永平寺リトルシニアに所属。東海連盟の選抜チーム入りし、台湾での国際大会に出場した。

 マウンド上では表情を変えず、常に冷静。直球とカーブ、スライダーを低めに集め、打たせて取る。5試合で38三振を奪ったが、吉川は「三...    
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