敗戦のたびに出直してきた。坂井は昨夏の福井大会4強、昨秋の県大会準優勝、今春4強と安定した成績を残しながら、頂点は近くて遠かった。それ以上に川村忠義監督は「ものすごく指示を待つチーム。積極性がなく駄目だと思っていた」と正直に振り返る。

 「弱小」「最低」。指揮官は昨夏の新チーム結成後、厳しい言葉をかけた。元気と積極性に満ちた前チームに比べ、言われたことを淡々とこなす選手が物足りなく映っていたからだ。

 昨秋の決勝は福井商業に0―2で敗れ、今春は準決勝で福井工大福井に2―9でコールド負け。練習でも試合でも選手からは「どうしたらいいですか」「次は何をすればいいですか」という言葉が口を突...    
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