自らの持ち味を凝縮させたプレーだった。捕手の牧田龍之介は「自信がある」と自負する強肩で、四、六回の先頭打者をいずれも捕殺。相手の攻撃の芽を摘み取り、「練習でも何度かやっていたこと」と深くうなずいた。

 「一歩引いた目で見る」。守備の重責を担う扇の要として、普段からの心掛けが生きた。四回は四球で出塁した一走のリードが大きいと見るや、一塁手に鋭く投じてタッチアウト。六回には内野安打で出塁した一走の動きを見極め、捕球してから2秒足らずで遊撃手に送球して盗塁を阻んだ。

 八回の無死満塁のピンチも動じなかった。7-3。「点差はあったので、1点はオーケー。冷静だった」。内野安打で1点は失ったが...    
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